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Feature Article – Play the Game or See the World (Japanese)

また記事の間隔が開いてしまって申し訳ない。これまでの間に記事を書こうとしたんだけど、だいたい翻訳の時間を考えれば結果的に今更みたいな内容の事についてしか思い浮かばず四苦八苦してたんだ。
例えばプロツアーフィラデルフィアのキャット・フィッシュについてとかね。
凄く良いデッキだったし、書きたいこともかなりあったんだけど、まだ書きかけのところで既にPVが彼の見解をチャネル上にアップしてたし、
ドラゴンマスターもたぶん僕以上に詳しくて、面白いものをアップするだろうからね。

プレインズウォーカーポイントについても似たようなところかな、もっともこちらについては判断は保留といったところだね。
大会に参加すればするだけプロツアーへの招待が近づく。
それは素晴らしいシステムだと思う一方で、ジョン・フィンケルが言うようにこの新システムは決してプレイヤーの強さを表しているものではないと思うよ。
42も一気にレベルアップした僕の履歴によるとグランプリトップ32は320点で、
三原によると世界選手権優勝では660点らしいけどグランプリトップ32を3回した人間の方が世界選手権優勝者より強いとは誰も思わないよね?

そして何よりも、何でウィザーズは不完全な形で情報を提供するのだろう!
僕にとって生命線といえるプロプレイヤークラブについては何も発表されていないから、これらの変更について、最終的な結論を出す事ができないんだ。
PWP上位に航空券、たしかにその事自体は素晴らしいよ。でもプロクラブでもレベル7以上は既にその特典を持ってるよ。
過去の例、例えばインビテーショナルがひっそり無くなった事や、プロツアーの代替開催だったはずのサマーグランプリシリーズが1回限りだった事なんかを思い出して
この件は悪いニュースなんだろうな邪推してしまうし、なんとなくそうなんじゃないかなと思ってるけど、心の底ではそんな事ないよねと思っていたりもする。
とにかく複雑な気分だ。
PWP施行後初の、そしてがっかりするような駄目パックを引いて早々に1勝3敗で2日目に行けなくなったグランプリ・モントリオールで
完全に2日目への可能性が消失していたのに僕は初めてドロップアウトをせずに続行したんだけど、それはPWPの為ではなく僕の友人の何人かが世界選手権でのレーティングでの招待を狙っていて、その為には僕は自身のレーティングを下げる必要があったからというのは何とも皮肉な気分だったかな。とにかく全体像がはっきりしないことには評価することはできないというのが正直なところだ

それは置いとくとして、
初日落ちでがっかりのモントリオールのホテルで僕とマーティン・ジュザはより近い将来について、ある重大な決心をしたんだ。
彼と一緒に残りのグランプリを全て参加する事。
僕のライフスタイルを知っている人には何を今更と思われたりするだろうけど中々日程は凄いものがあるよ
イタリアのミラノから始まって、オーストラリアのブリスベン、チリのサンチアゴ、日本の広島にアメリカのサンディエゴ、ざっと移動距離を計算してみると日本から計算して6万マイルを軽く超えている。地球2周分より上。
『Play the game?』
もちろんその為だ。プロレベル8を確保するためには僕はまだまだプロポイントが必要だ。でもそれだけじゃない。
『See the world?』
この旅はただマジックをやるだけでの旅では明らかに割にあってない。
最終的にかかる金額は移動費だけで5000ドルを上回る事になるだろう。
保証されているレベル報酬の合計は2500ドル。収支的にプラスにするためには最低でも毎回グランプリ16位以上、あるいはどこかのグランプリで優勝が必要というおおよそ非常識極まりないものだ。でもそこに旅してみたいところがあるとするならどうだろう?旅行のついでにマジックをする。
僕にとってはこのどちらもが今回旅をする理由であるんだけど、
どちらについても旅について有用と思える情報を記そうと、そしてそれにまつわるTipが今回のテーマだ。

もし君がどちらの旅をするか、あるいはマジックに関係なくでも海外に旅行しようとするならその良い手助けになれればというつもりで始めるよ。

目標とプラン立て
まず初めに当たり前だけど目標を立てる事。
僕の場合、『チリでのグランプリ・サンティアゴに行く』というのがまず第一にあったんだけど、
それは日本から見て、チリは地球の裏側に位置していて滅多な事では行くことが叶わない土地だったというのがある。かつてグランプリ・ブエノスアイレスに行ったことがあるのだけど南アメリカは素晴らしい人達と素晴らしい場所だった。また行ってみたい。そして今回はその好機だ。
その上でもう一つ実は目標があったんだ。チリの隣の国、ペルーのマチュピチュに行ってみたい。その為にはグランプリサンティアゴは好都合だ。グランプリ・ペルー以外では最高の条件と言っていい。
よし、サンティアゴとそしてペルーに行く事を決めた。
そこで気がついたんだけど、日本から南アメリカに向かうのだったらオーストラリアから南アメリカに行く方が安く済むんじゃないか…
まずはやりたい事を決める事。優先順位を決める事。
そしてその周辺の条件として自分に都合の良い組み合わせをリストアップしていく。
何を目標とするか、そしてどういう組み合わせが有りうるだろうか。
もちろん思い描いた通りのプランになることは中々ない。その為に優先順位を付ける。
今回の旅の場合はミラノの旅券は既に取っていたので。僕にとってはグランプリ・サンティアゴに行く事、グランプリ・ブリスベンに行くこと、そしてマチュピチュに行くこと。それを目標として優先順位はサンティアゴーブリスベンーマチュピチュという軸ができた。
ここからは具体的な旅行プランについての組み立てだ。

旅券について
目標が明確になれば、そこへと向かう旅券探しだ。
旅行にかかる金額の大部分は旅券が占めている。そして飛行機の旅券ほど訳の解らないものはないよ。
同じ目的地でもどこかを直行便よりも経由したほうが安くなったり、日付が1日違うだけで40%も値段が変わったり、旅程を少し替えただけでまるで違う結果になったり。
僕の知る限りではアレックス・ウェストとゴーデニスから教わったウェブサイト、KAYAKが旅券探しでは最強のツールだ。
単純な往復ばかりか複雑な旅程を組んだ場合でも各航空会社からの最安値ばかりではなく、複数の航空会社を組み合わせた旅程も提示してくれる。
ただ単純にフライト先を指定するだけではなく、少しずつアレンジを加えて値段を何度も確認すること。
時には意外な組み合わせで、意外な程安い料金が表示されることがある。
今回の僕の旅程検索では何通りかの方法を組み合わせた結果、ただ単にブリスベンーサンティアゴー東京とするよりも、
ブリスベンーペルーの首都、リマーサンティアゴー東京とした方がかなり安いことが解った。
そこから東京からブリスベン行きの片道切符を探しだしたりして一番安いプランは日本からブリスベンまでの片道旅券。ブリスベンーリマーサンティアゴー東京の周遊旅券。そしてリマからマチュピチュへの最寄り空港、クスコまでの往復旅券を別々に買うことにしたんだ。
そして旅券を買う時には日付をダブルチェック、トリプルチェックすること。
ほとんどの旅券は一度、クレジットカードで決済してしまうと変更が効かない、キャンセルすら受け付けないというのがまかり通っている世界なんだ。くれぐれも慎重に事を勧めなくちゃならない。

それと今回はグランプリでの旅行になるから関係が無いけど、プロツアーで支給される旅券。
PTQを突破した物だったり、レベル旅券であったり、あるいはこれから先PWPポイントでの旅券については制約があるけど実は寄り道が認められている。
例えば僕はサンフランシスコでの世界選手権への旅券をプロレベルで持っているのだけど、それに加えてグランプリ・サンディエゴへの寄り道を付け加えるだろう。もちろん無料だ。もしかすればいくらかの少ない追加でラスベガスにも行くかもしれない。
このルールについて知っているかどうかで君にとって只で行けるグランプリが大きく増えるかもしれないよ。来年は40回もグランプリがあるんだしね。
最低限知っておく必要があるのは航空会社のストップオーバーについて。
ウィザーズから支給される旅券について認められている予算の110%ルール。
それとウィザーズが認めない事柄についてかな。

マイレージについて
絶対に取っておくこと。
取るなら3つの航空連合のどれか、スターアライアンス、スカイチーム、ワンワールドのどれかが望ましい。
具体的なアメリカの航空会社だと、ユナイテッド、デルタ、アメリカンあたりかな。
たしかに1回、2回程度の搭乗では何もボーナスにならないかもしれないけど、
僕の感覚では1マイルは2ドル以上の価値がある。
マイル利用で取得できる航空券の価値から換算するとそれくらいのもなるんだ。
落ちているお金を拾わない手はないよね?
しかもマイレージを加算していって上級クラスともなるとその恩恵は計り知れない。
空港での優先搭乗といった小さく嬉しい事から、無料で食べ物やインターネットに接続できる空港ラウンジを使用できたり、はたまた場合によってはただでビジネスクラスに旅券グレートアップしてくれたりする。何よりもマイレージの加算ボーナスが付くのがありがたい。
僕は今、エリートクラスというステータスだけどこれらの航空会社で年に2、3回はマイレージを使ったタダ乗りでグランプリに参加している。
日本からアメリカを往復するとボーナスを含めて2万マイル強の加算があって、同じくマイレージによる日本からアメリカ往復に必要な額が6~8万マイル程、年に3回は日本以外でプロツアーがあるから、つまりウィザーズは年に1回僕に無料の旅行をプレゼントしてくれている訳だ。

宿について
友達を頼るのがベストだ。(フィラデルフィアからモントリオールまでありがとう!)
なんていう半分くらいの冗談は置いといて、実はこの原稿を書いている時点ではまだ取っていない。でも宿についてはいつもこんな感じだね。
基本的に早い物順ですぐに安い旅券がなくなっていく航空券と違って
ホテルは満室で取れないという状況になるまでかなりの時間があるし、同じ部屋でも値段が違うといった事はほとんど無い。キャンセルについてもかなりの余裕がある。
もし目当ての宿が取れなくて替りが容易に見つかるし、最悪現地でそのまま宿を取るといった事が可能だ。
大枠となる飛行機の旅程をまず決めて、それから現地でどういうような行動を取るか、それに条件のあったホテルはどれかとゆっくり探していくのが僕の基本方針だね。
普段僕が使っているサイトはKayak以外だと世界全般で使えるExpedia。アジアに強いAgota、ヨーロッパならbooking.comかな。
マジックの会場という点ならウィザーズ公式のグランプリ情報をまずチェックする事にしている。
会場の位置が解るだけではなく、往々にして近くのホテルの特別割引があるからね。

賢人に聞け。
旅券と宿さえ取れば物理的な障害はほとんど無くなった。
あとに残っているのは現地の情報だ。
入国にはビザが必要なのか、物価はどれくらいなのか、最良の交通手段は、等々
そういったものは旅行ガイドブックがあれば大抵事足りるけど、
個人の旅行ブログを見るのも一つの手だね。
マジックプレイヤーに限らず、だいたいの旅行者が求めている事や失敗する箇所というのは似通ったものなんだ。
先駆者達が便利に感じたものはやはり僕達にも便利なものだし、彼らが嵌った落とし穴には僕達も引っかかる可能性が非常に高い。経験者の話は何にも勝る。
僕とジュザのマチュピチュ旅行についてはモントリオール中、ずっとラファエル・レヴィに意見を仰いでいたんだけど、それは彼が2年前にマチュピチュを訪れていたからだ。
『マチュピチュに行くなら移動時間の問題で日帰りでは物足りないから1日現地に滞在した方がよいよ。』
というのはレヴィの言葉で、僕らはその忠告に従って一日近郊の村で宿を取るつもりだ。マジックのグランプリだと開催都市はその国でローテーションになってることが多いから行ったことのある人もすぐ見つけれると思うよ。

最後に
もし君が国内のグランプリに行こうとするだけならば、この記事はあまり意味を持たないだろうね、
でも、もし君が国外のプロツアーに、そのついでに観光なんかを考えているなら参考になるところ多いと思う。
せっかくマジックというゲームを通して滅多に訪れる事ができない場所に行ける。
そして君が少しでも行きたいと考えてるのあれば、僕は行くべきだと思う。
次の機会、なんていうのは人生の内で滅多にない事だよ。
僕の話だと毎回のプロツアーで初めてプロツアートップ8に入った事、
コロンバスが今のところ人生でただ一回のプロツアーの決勝戦であるのを何度悔やんだかわからない。
まあこれはちょっと話の内容自体が違うけど、
後でやらなかった事について悔やむというのは本当に引きずってしまうものなんだ。

もう一つだけ、旅をする上での心構えとして僕がいうとするなら
荷物はなるべく軽くすること。
飛行機には預け入れる荷物の重量制限があるというのもだけど、持ち運ぶ荷物が負担になるかならないかで旅の行動半径は大きく変わる。
宿に着いた頃にはヘトヘトになっていたなんていうのは、
旅に本当にありがちで、そして残念なことだよ。
コツとしては切り落とすことかな。
何かに要るかもしれないというのが一番駄目な考えでそういう小さな積み重ねが荷物を膨大な物にしてしまう。代用が出来るものは必要ないし、殆どのものは現地で買えるからね。
それでは君の旅が上手く行きますように、
読んでくれてありがとう。
                             中村 修平

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