Feature Article – Magic with the Next Generation (Japanese)

Posted by Tomoharu Saito

saito

Play Magic with your Children ! (子供とマジックしよう!)

あなたと、あなたの子供と、マジック。

あなたにとって大切なそれらすべてが、子供とマジックをする事でよりハッピーになると僕は考える。

僕はずっと考えてきた。もし僕に子供が出来たら、マジックをさせるべきか否かを。
スタート地点は、マジックは素晴らしいから子供もやったほうが良い!という漠然としたものでしかなかったが、
考えれば考える程、それは良い事だって分かった。
そして、これを勧める事は多くの人のハッピーに貢献できる事だろうとも思った。
そんなわけで、今回の記事は子供とマジックをしようって内容。
子供がいない人はもし出来たらで考えてくれたらいいし、いる人は自分に当てはめて考えてみてほしい。
もし、あなたがもうすでに子供とマジックやってるって人なら、実際どうなのかを教えてくれたら嬉しい。

あなたと、あなたの子供と、マジック。

ここからは、子供にマジックをさせる事でそれぞれにどんなメリットが生まれるのかを話そう。

【あなたにとってのメリット】

まず大事なのは、この記事を読んでくれているあなたにとってのメリットはなにか。
誰かの喜びの為に動く事は、必ずあなたの喜びにも繋がる。
しかし、直接的にメリットがある事のほうがすぐに動きやすいし、動くべき事である可能性も高い。

(1)愛する我が子と愛するゲームを

愛する我が子と一緒に、愛するマジックをやる。単純に、これは凄く幸せな事だと思うんだ。
愛しているかはともかく、このページに来て僕の記事を読んでくれてるような人は、少なくともマジックが大好きな人だと思う。
マジックを通して、多くの時間を子供と共有し子の成長を感じる事は、きっと大きな喜びに繋ってる。
日本では、父親と幼い子供がキャッチボールをするってのが一種の定番メニューだけど、
ボールを投げたり捕ったりするのと、アタックしたりブロックしたりするのとあまり変わらない気がする。
違うのは、体を動かすか頭を動かすかだけ。

(2)マジックをする時間も、子供と接する時間も両方確保

結婚して子供が出来て、子供と接する時間を確保する為にマジックをする時間が減ってしまったなんてのはよく聞く話だ。
もしくは、休みの日はマジックをしているけど、その分子供と接する時間が少ないというケースもある。
子供も一緒にマジックをすれば、どちらかのせいで、どちらかの時間を削る事は無い。両方同時で何が悪い。
何も1対1でやる必要はない、仲間とマジックする時に子供を連れていったっていいんだ。
きっとみんな暖かく迎えてくれると思う。もし、仲間の子供なんかもいたら最高だね。

(3)子供があなたを尊敬しやすくなる。

マジックを始めたばかりの幼い子供が父親を追い越す日は遠いと思う。
マジックはシンプルに楽しめながらも、かなり奥が深いゲームだって事はみんなが知っている通り。
「お父さん強い、凄い!」となれば、それは父への尊敬に繋がる。
そうなってしまえば将来的に、親の話を聞かない子供になる可能性は大きく下がり、
あなたは父親としてしっかりと、子供に様々な大事な事を伝えていけるだろう。

【子供にとってのメリット】

子供にとってのメリット、これが1番大きい。
マジックは、教育ツールとして非常に優れていると僕は思う。
マジックは楽しみながら、自然に色々な事が学べるゲームだ。

(1)人とのコミュニケーションが学べる

マジックをしていると、沢山の人と出会う。
そりゃあ確かに僕は、長年世界を回ってマジックをしてるから、マジックで最も多くの人に出会っているうちの1人だろう。
しかし、12年前にマジックを始めてからの最初の1年間だけを振り返ってみても、実に50人以上もの人と出会っていた。
出会うチャンスがあった人という観点で見れば、その何倍もいたと思う。
ショップに行ったり、トーナメントに行ったりすれば沢山のプレーヤーがいて、ゲームをしたり、トレードをする。
時には、知らない人を含むメンバーでご飯を食べに行く事だってある。マジックには出会いの種がわんさか転がってるんだ。
そして、勝つ為にも楽しむ為にも、色んな人と仲良くなるべきだという事はこのゲームの本質のひとつで、
みんなと仲良くなりたいという気持ちから、自然にコミュニケーション能力が高まっていく。
もちろん、そんな本質を理解してなかったとしても、沢山の人と接する事があなたの子供にとってプラスなのは間違いないし、
あなたが「みんなと仲良くすると勝てるよ。」とか「もっと楽しくなるよ。」って教えてあげたら良い。

(2)コストパフォーマンスの大切さを学べる

全てのカードは、どのような《コスト》を払い、それに対してどういった《効果》があるかという視点で強さの評価がなされる。
マジック以外でも何かを選択する時はすべて、この《コストパフォーマンス》が大事だと僕は考えてる。
もっとも、マジックのゲームでは20点を削りきる事や、ライブラリーを削りきるという明確なゴールがあるが、
人生にはそれはない。
僕は、人にはより大きなハッピーを求めていく本能があり、そのための《効果》を得ていく事が大事と考えてる。
時間やお金という《コスト》に対し、どれだけの《効果》があるのかが重要なんだ。
マジックのゲームをしていると、自然に物事を《コストパフォーマンス》で考えれるようになって良い。

(3)計算が得意になる

マジックをやってると足し算や引き算はもちろん、確率に触れるような機会も頻繁にある。
メインデッキの勝率60%でサイド後の勝率60%だとマッチ勝率は何割?なんて計算はよくやるよね。
4枚ずつ入っている2枚コンボが初手に揃ってる可能性はどれぐらい?とかもよく考える。
トレードしてたって、数十枚のカードの合計額を瞬時に計算しなきゃいけないなんて事は日常的にある。
世の中はどんどん、計算なんてエクセルとか電卓使えばいいじゃんて感じになっていってるけど、
だからこそ、人々の計算能力は低下していき、
それらを使わずに頭の中で計算が出来る事が武器になる瞬間は増えるんじゃないかなって思う。

(4)言語に対する意識が上がる

世の中には様々な文化があるけど、マジックは他の文化と比較すると、圧倒的に他の国の言語に触れやすい性質を持ってる。
日本では、基本的に日本語版と英語版のカードしか売られていないけど、
それ以外のフランス語版、イタリア語版、スペイン語版、中国語版等のカードだってどこからか流れてくる。
それに、週末のトーナメントには日本人以外のプレーヤーだって来る。
日本人の僕は、今でも英語の能力が低いけど、元々は限りなくゼロに近かった。
中学校の時の英語の授業は、その価値の大きさが分からずに全部寝て過ごした。
今はマジックのお陰で、かなり雑だけど大体言いたい事は言えるようになったし、相手の言ってる事も分かるようになってきた。
もし幼い頃からマジックをやっていれば、英語の授業をもっと頑張っていたはずだ。本当に勿体なかったなとよく思う。
英語以外は挨拶ぐらいしか分からないけど、それでも出来ると気持ちがいい。
逆に他の国の人に「ありがとう」って言われた時、気持ちがいいから。将来的には英語以外も覚えたい。
そんな風に他言語のカードや、異国の人に触れる事で自然に意識が高まる。

(5)他にも色々学べる

他にも僕はマジックで沢山の事を学んだ。
目標を決めて達成すると自信がつくという事を学んだ。
みんなに喜ばれるような事をすれば、その分自分が喜べる事を学んだ。
世界を回るついでに貿易のような事も学んだし、為替のレートだって見るようになった。
みんなに色んな事を教えてもらって、世界の色んな知識がついた。それ以外も色々学んだ。
そして、現在はショップ経営に関わる様々な事を学びつつ、こうして記事を書く事を学んでいる。
僕はマジックという素晴らしい教育ツールに偶然出会い、運よくそれを大きく生かす事が出来た。
そして今もなおマジックが僕を引きつけるのは、まだまだマジックは僕を成長させてくれる存在だという確信からなのだろう。

マジックで育った男達は、他のステージへ行っても様々な活躍を見せてる。成功して大金持ちになったという話もちらほらある。
よく、「マジックをやってる人は頭の良い人が多い」なんて言う人がいる。
しかしそれは、もともと頭が良い人が多いという事ではない。
単純に、マジックは頭が良くなるゲームなんだ。

子供が将来何をするかは僕には分からない、それは子供が自由に決めるべきだと思う。
僕が決めてるのはひとつだけ。それは我が子のハッピーを願って幼いうちからマジックをさせる事。
マジックは本当に優れた教育ツールだと僕は思う。

【マジックにとってのメリット】

マジックはその凄さに対して、まだまだプレーヤー数が少ないと思う。
世の中での認知度もまだまだこれからだと思う。
マジックにとってのメリットは明確で、人が増えれば増えるほど、マジックはどんどん素晴らしいものになっていく。
人が増えればウィザーズ主催の大きなイベントは当然増えるだろうし、
カード屋等が、主催やスポンサーを務める民間の大きな大会も増えていくだろう。まずはとにかく、盛り上がる。
そして、人が増えればマジックのコミュニケーションツールとしての価値も大きく高まる。

話が飛躍しすぎてるし、こいつはバカだと思われるかもしれないけど、
世界中の人全員がマジックをやれば、完全なる世界平和が訪れるだろうなって僕はよく考えてる。
だってマジックやってりゃみんな仲良くなるんだからさ。
マジックで勝つ為や、楽しむ為に考える事はとても良い事だ。
でも、この機会に少しでも考えてみてほしい、あなたの大好きなMagic: The Gatheringについて。
僕達は皆、これから何百年と続いていくであろうマジックの歴史の入口に立っているキーパーソンだ。

あなたと、あなたの子供と、マジック。

子供とマジックをすると、それらに沢山のメリットがあるという事を話してきた。
もちろん、デメリットについて考えていないわけじゃない。
しかし、ただ1つを除いては、デメリットらしいデメリットはほとんど思い付かなかった。
その1つとは、あなたの奥さんがつまらない思いをしたり、それに反対するかもしれないという事。
そのデメリットをメリットにする極めて簡単な方法がある。
そう、奥さんも一緒にマジックをやればいいんだ。そしたらきっと、理想的な仲良し家族になる。
え?マジックに反対するような奥さんにどうやってマジックをやらせるかって?
それは、皆のマジックで鍛えたスマートな脳でも色々考えてみてほしい。
僕も真剣に考えてみる。それでいつか、Play Magic with your significant other! も書きたい。
読んでくれてありがとう、それではまた。

齋藤友晴より、マジックやってる世界中の兄弟達へ。

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Tomoharu Saito

About This Author

Tomoharu Saito

One of the most consistent players in the game, Tomoharu can always be counted for a strong finish. With five Pro Tour Top 8s and more than 10 Grand Prix Top 8s, he has proved time and time again that aggressive decks are a viable option even at the highest...

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